スポーツ報知2004年1月29日
キムタクショック!流血事故 「プライド」ロケ中 打ったパックが女性の口直撃

SMAPの木村拓哉(31)が20日、フジテレビ系主演ドラマ「プライド」(月曜・後9時)のロケ中に、エキストラの女性にけがを負わせていたことが28日、明らかになった。同局によると、ファンサービスの一環でアイスホッケーのパックを客席に打ち込んだところ、女性の口を直撃。女性は前歯が折れ、唇から血を流して、病院に運ばれた。女性は現在も通院中。木村は所属事務所を通じて「1日も早い回復を心からお祈り申し上げます」とコメントしたが、一歩間違えれば最悪の事態になりかねない事故だった。

事務所通じ謝罪コメント
人気NO1俳優が視聴率トップドラマの収録で事故を起こした。フジテレビ広報部によると、事故は今月20日午後3時ごろ、神奈川・新横浜プリンスホテルスケートセンターで起きた。

初回28・0%を記録した高視聴率ドラマ「プライド」でアイスホッケー選手を演じる木村は、撮影の休憩中にエキストラ1200人を盛り上げようとリンクに登場。観客席から約10メートル離れた場所からアイスホッケーの試合で使用するものと同じパック数個を客席に打ち込んだ。

ファンがパックを取り合うなか、最後の1個が女性の口を直撃。歓声が飛び交っていた現場は一瞬にして騒然となった。女性は唇を切り、流血。前歯が1本折れていたことから、すぐにスタッフの手で近くの病院に運ばれた。普段はクールな木村もショックを隠しきれない様子で、収録は中断した。

リンクと客席との間には高さ2メートル10センチのフェンスがあった。同局によると、木村の放ったパックの弾道は山なりのものだったという。しかし、パックは直径7・62センチ、厚さ2・54センチ、重さ156〜170グラムの硬質ゴム製。野球の硬式ボールよりもやや重く、一流選手の場合、シュート時の速度は200キロに達し“凶器”と化す。

2002年3月には、米オハイオ州でNHL(北米アイスホッケー)の試合中にパックが客席の13歳の少女の頭部を直撃。2日後に死亡する事故が起きた。

被害に遭った女性は20代後半。治療の際には首や脳の検査も受けた。唇の裂傷と歯以外には異常は見つからず、その日のうちに帰宅したが、現在も通院治療中。一両日中に全治などの診断結果が判明するという。

フジテレビ広報部は「撮影中にエキストラの方をはじめとする関係各位に多大なるご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ないと思っております」とコメント。撮影中の事故のため、責任はすべて同局にあると説明。ファンサービスが裏目に出た木村は所属するジャニーズ事務所を通じて「けがをされた方の1日も早い回復を心からお祈り申し上げます」とコメントを発表した。

事故は、発生から8日後に公となった。同広報部は発表が遅れたことについて「女性のプライバシーを尊重して公表しなかった」とした。同局によると、事故による放送への影響はないとしている。木村はこの日、都内でテレビのバラエティー番組の仕事をこなした。事故について会見する予定はないという。

◆木村拓哉(きむら・たくや)本名同じ。1972年11月13日、東京都生まれ。31歳。91年、SMAPのメンバーとして歌手デビュー。以後、「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」など大ヒットを連発。俳優としても主演連ドラ「ロングバケーション」(96年)、「ビューティフルライフ」(2000年)、「HERO」(01年)などは視聴率30%を超える人気に。00年11月、歌手の工藤静香と結婚。長女・心美ちゃん(2つ)、二女・光希ちゃん(11か月)をもうける。主演の香港映画「2046」も年内公開を控える。

リーグ戦ではありえぬ行為

宙を飛ぶパックの怖さは、“プロ”なら十分に知り尽くしている。日本代表DFでコクドの川口寛選手は「選手もプレー中に当たって顔を切ったりするように、パックは非常に危険なもの」と話した。

パックをフワリと浮かせるには、ある程度の技術がいる。しかし、完ぺきなコントロールを身に付けていない限り、やってはいけない行為だ。たとえファンサービスとはいえ、日本リーグなどでパックを観客席に打ち込むことはありえない。川口選手は「我々は経験上、跳ね方や飛び方が予測できるが、一般のファンだと予想以上にスピードがあるため簡単には避けきれないでしょう」と証言。恐らくキムタクは、そこまで危険なものだとは知らなかったはずだ。

日本リーグでは、ゴール裏に強化ガラスや防護ネットを張り巡らせて事故を予防している。しかし、それでも観客席にパックが飛び出すことがあり、運営委員会ではその都度、十分に気を付けるようアナウンスしている。


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