ZAKZAK2004年7月9日
どうしようもない鬼畜道…また監禁で逮捕

女子高生コンクリ殺人の実行犯、服役中も反省なし

「またアイツが帰ってきた」。少年の凶悪犯罪も珍しかった昭和63年に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」。実行犯少年の1人が刑期を終えて出所後、今年5月に逮捕監禁傷害事件で逮捕されていたことが明らかになった。「オレは主犯格だった」「1人殺しても、2人殺しても同じだ」と、コンクリ事件を“自慢”のように吹聴していた男とは一体、何者なのか。

逮捕監禁致傷容疑で逮捕されたのは、埼玉県八潮市の元「少年B」、神作譲容疑者(33)。

調べだと、神作容疑者は5月19日未明、東京都足立区花畑の路上で「テメェ、オレの女を取ったな」と知人男性(27)に因縁をつけ、母親がママを勤める埼玉県三郷市内のスナックに監禁し、暴行した疑い。

神作容疑者は、コンクリ事件を反省するどころか、“虚勢の道具”に使っていたようだ。

「被害男性に『コンクリ事件の犯人だ』と“自慢”していた。暴行時も『人を殺しても屁でもない』『1人殺しても2人殺しても一緒だ』と開き直っていた」(関係者)

コンクリ事件は、今回の現場にも遠くない足立区内で15年前に起きた。

神作容疑者ら4人が、バイト先から帰宅途中の女子高生=当時(17)=を拉致。主犯格の少年=同(18)、現在も服役中=の自宅2階に監禁した。監禁中は性的な暴行のほか、ライターで足首を焼くなど鬼畜の所業を繰り返した。

41日間の監禁で殺害した女子高生をドラム缶に入れ、生コンを流し込んで江東区若洲の空き地へ遺棄。ほどなく4人は逮捕され、神作容疑者は5−10年の不定期刑に。

同じ過ちを2度も繰り返した神作容疑者は、どんな生い立ちだったのか…。

神作容疑者の両親は小学校就学前から別居状態。スナック勤めで夜を空ける母が靴べらや布団叩きで殴りつけながらしつけていった。

中学では運動部を3つも掛け持ちし、汗を流す日々。だが、2年の時にけがで挫折してからは「父がいないから弱いと思われたくなかった」(公判記録より)ともっぱらケンカが本業となる。それでも女手ひとつで苦労を重ねて育ててくれた母の前だけは、素直な「良い子」だった。

女関係は早熟。中3で初体験を済ませるや、次々と交際相手を替える。高校の時、「一番好きだった」という年上の恋人を自宅へ上げた。

ここで母親はカノジョに「あばずれ」「殺してやる」と激怒する。初めて母を恨んでからは転落の人生がスタートし、家庭内で大暴れ。最後は家出してゴロツキと知り合い、狂気の事件へと発展していった。

神作容疑者は事件当時、母親と八潮市内の一軒家でアルバイトをしながら暮らしていた。

「髪は金髪だけどね、礼儀正しい人。タバコを買いに来たとき、必ず敬語を使う。2年前までは母子で焼肉店を経営していた。コンクリ事件のことは全く知らなかった」(近所の商店主)

一方で「『オレは殺人犯だ』とうそぶいていた」と証言するのは、フリージャーナリストの片岡亨氏。片岡氏は「八潮市内のキャバクラに運転手つきのベンツで乗り付け、平気で事件のことをキャバ嬢に話していた」。

片岡氏は続けて「少年刑務所内では『何で捕まったのかわからない』『シャバに出たらチクった奴に報復する』と反省の色は皆無」。しかも、「オレは弁護士や裁判官に泣いて見せ、減刑ができる」とまで断言していたというのだ。

片岡氏は「八潮の関係者の間では『あのコンクリが戻ってきた』と非常に話題になり、次の出所を恐れ、この件には口を閉ざしている」と語る。

板倉宏・日大法科大学院教授は「逮捕監禁致傷は最高で懲役10年。コンクリート殺人も裁判所は重く見るはずで、6−7年の実刑がつくのではないか」。また6−7年後、事件は繰り返されるのか…。



女子高生コンクリート詰め殺人 - 2chライブラリー