朝日新聞2005年3月1日
コンクリ殺人で服役後に監禁致傷 元少年に懲役4年判決

知人の男性を監禁してけがをさせたとして、逮捕監禁致傷の罪に問われた被告の男(33)に対し、東京地裁は1日、懲役4年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。被告は89年に東京都足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で有罪が確定し、服役した元少年の一人。菊池則明裁判長は同事件を踏まえて「被告が真に深い反省のもとに前の事件と向き合い、再出発をはかったのかについては疑問の余地がある。刑事責任は重大」と述べた。

判決は「更生が期待されていたのに今回の犯行に及んだことは、一般社会に大きな衝撃を与えた」と指摘する一方で、被告が99年8月に出所した後、結局は暴力団に入ったものの、一時は派遣社員として働くなどして更生に努めたと認めた。さらに「前科が周囲に知れ、職場での人間関係に行き詰まるなどの事情があり、更生意欲をそいだ面も否定できない」と述べた。

判決言い渡し後、菊池裁判長は「今度こそ本当の意味での再出発、人生のやり直しを期待しています」と言葉をかけた。

判決によると、被告は04年5月19日午前2時ごろ、東京都足立区の路上で、知人の男性に「お前、女取っただろう」「おれは人を殺したことがあるんだぞ」などと言って暴行。金属バットを振り上げて男性を車のトランクに押し込み、埼玉県三郷市内のスナックに連れ去って監禁。顔などに約10日のけがをさせた。

被告は17歳だった88年11月、仲間の少年らと女子高生(当時17)を監禁。暴行を加えて死亡させたうえ、遺体をドラム缶にコンクリート詰めにして捨てたとして、主犯格に次ぐ懲役5〜10年の不定期刑を受けた。


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