HIDEの選ぶ独断的名盤10枚

「ブラック・アルバム」 ダムド
曲がいい。単純に曲が好き。あとイメージも何となく好き。でも昔は嫌いだった。
シャレがわかんなくて。クラッシュやストラングラーズとか硬派のバンドの方が好きだったから。
このアルバムは賢くなっていく途中の・・・・・進化しようとしている頃のもの。
キャプテン・センシブルの「別に間違えたっていいじゃない?」っていう感じがいいよね。

「システム・オブ・ロマンス」 ウルトラボックス
これはエレクトリック・パンクとか言われてた頃のウルトラボックスのアルバム。
テクノの前身みたいな感じ。そのくせギターはやたらシャキシャキしててビート感があって、
スゲーカッコいい。カミソリのようなシャープさ。カッティングがやたら耳についちゃって、
それで好きになった。ウルトラボックスの中では一番好き。

「ウエイキー・ウエイキー」 トイ・ドールズ
トイ・ドールズってコミックバンドっぽかったからあまり聞かなかったんだけど、
このアルバムをたまたまもらって聞いたらギターがやたらうまいなと思った。
すごいしっかりしてるんだよね演奏とか。へたなヘヴィ・メタル・バンドより面白いこと
やってるし曲もいい。ギターもカッティングだけかなと思ってたらソロも速いリズムにちゃんと
はまっててうまいと思った。このテのバンドってうまいと思うギタリストってあまりいないけど、
オルガのギターはうまい、センスいいよね。

「セブンス・ドリーム・オブ・ティーンエイジ・ヘブン」 ラブ&ロケッツ
バウハウスずっと聞いててダニエル・アッシュが好きだったからどんなもんかいなと
思って聞いてみたら、何じゃこりゃ!って。ちゃんとギター弾いてるじゃんとか思って(笑)
いつしかねる前に必ず聞くようになってしまったという。

「トラッシュ」 アリス・クーパー
このアルバムっていろんな人がギター弾いてて、ジョー・ペリーが弾いてるから
聞いてみようかなと思って買ってみた。でも、人のバンドで弾くほどのソロじゃねぇなと思った(笑)。
曲は全部好き。昔のアリス・クーパーも好きだけど昔って、いい曲と面白くない曲のムラがあったけど、
これはヒットさせるために作ったようなアルバムになってる。すごいイヤ味っぽいんだけど
アリス・クーパーのヴォーカルが汚いから、そのへんのバンドのヒット・アルバムみたいには聞こえない。
ギターの音はすごく新しい。90年代っぽい音。なんでアリス・クーパーなの、みたいな(笑)。
アリス・クーパーからは影響受けてる。思いっきり。プロレスと一緒でほんとは作られてる
もののはずなのに、その場で見てる時はそういうことを考えずに夢中になっちゃう。
そういうエンターティメントみたいなところがすごいなって思う。

「マスク」 バウハウス
単純にルックスがカッコいいからバウハウスを好きになった。このアルバムってけっこう
アバンギャルド。一番最初聞いた時ヨーロッパくせぇバンドだな、って思った。
モノクロって感じで。ベースとドラムが無機質にやっててギターは、ギターを弾くっていうより
「音を出す」って感じ。コード感でボーンっていうのは全部ベースに任せといてギターは
ピコピコピーコピーコーみたいな。そういう装飾品のようなギターは俺、好き。
ダニエル・アッシュってギタリストというよりもヴォーカリストみたいな感じ。
ヴォーカルのピーター・マーフィーが歌ってるのにギターで邪魔してるみたいな(笑)。

「鋼鉄の処女」 アイアン・メイデン
こういう曲作りをしていいんだ、こういう風に曲を作っていいんだってことを教えてくれたアルバム。
「ファントム・オブ・ジ・オペラ」とか。イントロからおかしいでしょ。それまでのヘヴィ・メタルって
いったら斬新なのはめったになかったじゃない。でもアイアン・メイデンって絶対様式美じゃ
ないもんね。それでもってヴォーカルはすげえ汚ねぇし(笑)。ギターはツインのあり方とか
リフとかにすげえ影響受けた。ツインは俺が作るのに似てるかも知れない。順番にソロをやった後に
ツインを持ってくるとか、その逆だったり。あといきなりイントロからベースがコードを
押さえてシングル・ノートのツインのメロディで始まるとか。

「地獄のさけび」 KISS
KISSは「アライヴ2」までが好きだったけど、このアルバムが一番好き、この中の代表曲って
言ったら「ホッター・ザン・ヘル」とか「レット・ミー・ゴー・ロックン・ロール」とか。だけど俺は
「ゴーイン・ブラインド」という曲が一番好き。90歳の老人が16歳の女を犯す。
みたいな歌詞なんだけど、なんじゃこれは!って感じで。ギターはバンド自体が
のったらのったらしてて、なにか重いんだよね。それに他のアルバムよりイメージが暗い。

「ビースト・オン・マイ・バッグ」 クラムサッカーズ
スラッシュなんだけどうまい。でも曲は良くないんだけど(笑)。構成がすごくて曲全体の
印象っていうのは全然ない、アルバム通して聞くと。たぶんギターのワンマン・バンドだと思う。
ギターとドラムのオカズとかがピタッと合っててギターが早弾きタイプの人でやたらうまい。速い。
でも、ワイルドって感じより緻密。曲は良くないのに飽きずに最後まで気持ちよく聞いてしまった。

「Xサーツ」 ストラングラース
ヒュー・コーンウエルのギターもへんだよね。この人の音ってペランペランなんだけど
「ノー・モア・ヒーローズ」なんか、ソロもそのまま弾いちゃうもんだから普通のR&Rの
運指じゃないところが出てくるの。コピーしてみると。でも、あんなペランペランなくせに
戦車みたいな音だし。キーボードがいるくせにちっともやんわりしなかったもんね。初期の頃は。

・とりあえず家にあったものの中から思い入れで選んだ10枚
・今までコピーしていて一番ためになったのはアイアン・メイデンの「ファントム・オブ・ジ・オペラ」
 (ツインギターの両方をコピーした)
・ギター名盤という視点からでは、「バレー・オブ・ザ・ドール」「ユース・ユース・ユース」 ジェネレーションX
 他にはリッチ・キッズなど

(90年頃のインタビュー記事より抜粋 )


hideスレ28 766-769からのコピーです。

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